12月20日に勉強会を開催しました!
こんにちは!GAP東京のナダルです!
12月20日GAP勉強会
「股関節の評価とコンディショニング実技編」
を開催しました。
講師は池田珠理さんです!
池田さんは早稲田大学スポーツ科学部を卒業後、オーストラリア留学の経験をふまえ、
1人1人の目的に合わせたトレーニング指導を得意とするトレーナーさんです。
現在は(株)Dr.トレーニングにてパーソナルトレーナーとして活躍されています。
今回の勉強会では「ASTR」という手技を行い股関節の評価、コンディショニングについて学びました!
『ASTRとは?』
ASTR : Active soft Tissue Release
軟部組織に対する手技の1つで筋、靭帯、腱、筋膜などに局所的な圧迫刺激と隣接する関節運動を行うこと。
ASTRを行う流れは
セットポジション:部位の特定
↓
フックポジション:部位に圧迫を加える
↓
ストレッチポジション:伸張刺激を加える
「ASTRの目的」
対象とする軟部組織に圧迫・伸長を加えながら他動的に関節運動を行います。
そうすることで普段使っていない、逆に使い過ぎている筋肉や軟部組織を滑らかに動かせるようになります。
『連続的触診と断続的触診』
セットポジションで部位を特定するコツは触診に掛かっています!
「連続的触診」
筋や腱、靭帯の硬い部位を探す時に使う技法です。
指先や手掌を相手の体から離さずに軽く圧迫を加えながら滑らせるように行います。
僕の感覚では、どうしても硬い部位と硬くない部位の区別が難しく、多くの触診経験を積むことが重要だと実感しました。
「断続的触診」
硬い部位の見当がついている場合に行う技法です。
筋肉の収縮を感じる時に使う場合が多いです。
触診で大切なことは相手を力ませないこと、その為に「握手」をするように、丁寧に相手の体に触ることが重要だそうです。
『ASTRの実技』
勉強会ではいくつかの部位でASTRの実技を行いました!
その中から今回は腹直筋の行い方を紹介をします。
「方法」
・背臥位になり、腹直筋を横から触れ組織変質のあるところを探す。
その後、圧迫を行いながら、股関節を動かす(内旋・外旋)
「ポイント」
・内臓があるため垂直に圧迫を加えず、やや斜めに圧迫を加える
「注意」
・胃や腸の痛み
・過度な圧迫
僕も実際に被験者役を行いましたが、軽い力で圧迫された場合でも凄く痛いかったです笑
特に腹直筋はデスクワークの仕事をしている人、普段から腹筋を鍛えている人に行うと痛がるそうです。
「ATSRの禁忌」
①安静時痛や急性炎症がある場合
②皮膚の感染症が疑われる場合
③軟部組織や皮膚、その他の組織の脆弱性がある場合
これらに気をつけてASTRを行いましょう!
『最後に』
今回、勉強会の前後でスクワットを行い股関節の可動域を比較をしました。
勉強会前は左側の股関節に頼り、右側は上手く使えていませんでしたが、勉強会後はしっかりと右側の股関節も使えるように!!!
普段使っていない筋肉に刺激を与え、動かすことでバランスよく体を使えている!と実感出来ました。
是非皆さんも「ASTR」をトレーニングメニューに組み込んでみて下さい!
そして!
次回のGAP勉強会では大人気シリーズ
平田麦さんの「競技力向上に繋がるテーピング術〜膝関節編〜」を開催します!
新年1発目の勉強会に相応しい内容となっております!
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