【開催報告】9/14姿勢評価と改善アプローチ

こんにちは!GAP福岡3年永江です。

9/14(土)に開催された『姿勢評価と改善アプローチ』の開催報告ブログです。

講師はGolden Age Projectの設立者でもある脇坂大陽さんです。

 

脇坂さんは一般財団法人スポーツアライアンスの代表として、トレーナーを目指す学生の支援をされ、企業と学生を繋ぐ「トレドラ」などを開催されています。また、国士舘大学のスポーツコンディショニング講座講師としても活躍されています。

 

今回は、『姿勢評価と改善アプローチ』と題してお話しして頂きました。

姿勢評価の目的とは?

選手の身体を見るうえで欠かせない「姿勢評価」は、なぜ必要なのでしょうか?

 

その理由は3つあります。

1つ目は客観的な骨の配置を確認するためです。
これで「重心位置」「筋力の状態」を確認することが可能になります。

2つ目は傷害・慢性疾患の予防になります。

3つ目は「正中位」「正中感覚」を確認するためです。

正中位とは客観的に見た中心位置で、正中感覚とは主観的に感じた中心位置です。
これがずれればずれるほど、傷害が起こりやすくなります。

正しい姿勢とは?

姿勢は前額面からと矢状面から確認しました。

全額面からみる場合
・耳たぶの下
・肩の一番上(肩峰)
・骨盤の一番上の部分(腸骨稜)

肩の位置が違う場合は、「肩甲骨」「脊柱」に問題があります。

 

矢状面から見る場合
・耳の穴
・肩(肩峰)
・大転子
・膝蓋骨のやや後方
・外くるぶし

肩が前方に行くときは大胸筋や小胸筋が固く、腕が上がりにくくなります。

また、大転子が前方に移動している人は骨盤が前傾しており、腰痛の原因にもなります。
これは、リュックサックを背負うなどの日常的なことでも起こります。

基本的な姿勢はこれら項目が一直線になっているかを確認します。

正しい姿勢へ始動されると違和感があり、普段の姿勢の悪さに驚きが隠せませんでした。

「骨盤」の評価と改善

骨盤は仙骨を挟んで別の動きをすることが可能です。なので、骨盤は位置がズレやすい部位になり、ルービックキューブのようにズレます。

確認すべきポイントをお伝えします!

・骨盤の高さを確認する。
「上前腸骨棘」「上後腸骨棘」を見ることで骨盤の高さの左右差を見ることが可能になります。どちらが前傾・後継しているのかを確認し、改善アプローチを行うことが大切です。

 

・骨盤の前傾・後傾を確認する。
矢状面から上前腸骨棘と下前腸骨棘の高さを見ます。

1横指以内は後傾
2横指は正常
3横指以上は前傾
これを基準に姿勢を確認します。

これらを確認し、骨盤の前傾筋・後傾筋にアプローチを行います。
なので、とても解剖学の知識が大切になります。

「脊柱」の評価と改善

脊柱の動きは屈曲・伸展、側屈、回旋の動きがあります。

脊柱の評価

壁に沿って立たせ、鳩尾(みぞおち)の後ろに隙間はなく、腰の隙間は手のひら1~1.5枚分入ることが正常です。


アプローチ法

屈曲・伸展はキャットバックです。脊柱が全体的に丸まり、骨盤をうまく後傾させることが大切です。側屈はサイドルックです。靴を見ることが出来るかを基準にします。

回旋はソラシックツイストです。肘が地面に対して垂直に上がるところが基準です。

まとめ

自分の姿勢を見てみると、正しい姿勢との差に驚きました。
是非、皆さんも実践してみてください!

 

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