【開催報告】6/21足元から見直す体幹安定性

はじめまして!GAP九州の正木です。

6月21日GAP勉強会『足元から見直す体幹の安定性』を開催しました。

講師はランフィット代表、小島成久さんです。
小島さんは福岡でランナー専門のトレーナーをされており、こじこじという愛称で多くの方に親しまれています。

皆さんは、トレーニング後やコンディショニング後すぐに体のバランスが崩れる選手を見かけたことがあるかもしれません。そのような方はまず一度足元を見てみてください。

 

把持力とは??

セミナーではまず、把持力について学びました。把持力とは足の指(趾)で地面を掴む力のことです。今回はこの力を見るために、グーの状態で足趾のMP関節が見えるのか実際に参加者の方の足をチェックしました。


なかなかMP関節が見える方はいらっしゃらなかったので見える方がとても珍しく輝いて見えました。

 

人間は昔木を上り下りしていたため、足と手は対立運動をしていました。
しかし、現代は趾(あしゆび)を上手く動かせないという人が多数います。

 

歩行の際、人間はテコの力を使い足を返すことで歩くことができます。現代の人は趾が使えないことから、足の裏全体を面として使い地面を押すことで歩くことができています。

次にコジコジマジックを体験し、足の安定性を高め上肢の緊張を和らげることで前屈、背屈の可動域を獲得しました。

重心を探す

片足立位でぐらつく=重心を探している
足の重心は母趾球、小趾球、踵の3つのバネが共同し体を支え、舟状骨の前方に位置します。
趾でコントロールすることによりバランスが保たれ重心を探ることができるのです。|


特に閉眼片足立位ではバランスを保とうと足を回内、回外、底背屈の動きをとります。
これはまさに重心を探しているという動作なのです。
足の指10本全てに体を支える力があればアライメントは良くなり抗重力筋が働きやすくなるのです。

 

原因は靴にあり!?

私たちの足を悪くしている原因は履いている靴にあると、小島先生は言います。
1つはクロックスです。

靴の中で足が滑り、指が曲がったり浮き指となり踵重心になったりと悪影響が及びます。

もう1つはムートンブーツです。止めるところがないため、靴の中で足が遊んでしまいます。
「履きやすい、やわらかい」といった靴はとても良いものに見えて私たちを足に駄目にしていきます。

これらのことから足元の安定性の大切さがわかっていただけたのではないかと思います。
まず、今すぐにでもできることは靴の履き方を見直すということです。

日によっては足が浮腫んでいることもあると思います。
その日の足の状態に合わせ靴紐を調整することから始めましょう!
足がブレないようにつま先から紐を結び、踵をトントン、足にフィットさせることが重要です。

みなさんも是非、足元から体幹の安定性を見直してみてくださいね!

足元から見直す
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