アップにもクールダウンにも使える手技
こんにちは!GAP福岡の堀添です。
2019年12月14日(土)に開催された「即効・安全な筋間リリース」の、開催報告ブログです。
ブログの最後には当日の様子を動画で載せています。
スポーツ現場では試合前や試合後に、選手のケアとしてマッサージを実施することがあります。その際、筋肉を直接ほぐしてしまうと筋出力が競技力低下につながる可能性があります。
そうならないために、今回は競技力を落とさずに安全に筋肉を緩める方法について学びました。
講師は吉岡正洋さんです。
一般社団法人日本治療アカデミー協会 代表理事。
2017年医療オリンピック技術プレゼン部門『実技王』全国優勝。
セラピスト向けDVDは業界十指に入る大ヒットを記録。
手技療法家において日本で数名しかいない治療エビデンス保持。
整体、美容、トレーナー業界の垣根を越えて教育活動に尽力されているプロ講師です。
筋間とは?
筋間とは、書いて字の如く筋肉と筋肉の間です。
その筋間にアプローチする筋間リリース法とは、隣同士の筋の癒着を瞬時にはがし、筋の滑走を良くすることで直接筋はもちろんのこと、遠隔筋へもアプローチできる施術法です。
上肢、下肢への筋間リリースを駆使して頚・肩・肘・腰・膝などあらゆる部位を改善させる手技であり、トレーナー現場においてもアップにもクールダウンにも使える万能な施術法です!
筋間リリースの基本
筋肉を収縮させる事で筋肉は硬くなっても、筋間は硬くならないので触って柔らかいところが筋間です。
しっかりと指を筋間に押し当ててちゃんと捉えてから筋間の走行に沿って指を動かします。
指の置き方は基本、自由です。試合前などは、軽く触るだけでも効果があります。
三角筋の筋間リリース
肩の外転動作で使われる三角筋。
テニス肘やゴルフ肘、腱鞘炎などにも三角筋を緩める事で効果があります。
筋肉に触れて、筋間を捉えたら揺らします。
筋間を探す方法は外転動作をすると、三角筋中部が盛り上がってきます。その盛り上がっている境目が前部と中部、後部と中部の筋間です。
筋間を探すとき、外転の角度は痛みのない範囲で行いましょう。
腓腹筋の筋間リリース
第二の心臓とも言われる脹脛にある、腓腹筋。腓腹筋のリリースは足のむくみなどにも効果があります。
腓腹筋はアキレス腱に移行していくので、筋間の範囲はふくらはぎの半分くらいです。
指だけではなく、肘なども使ってリリースすることもあります。
ハムストリングの筋間リリース
外側ハムストリングのリリースは外側広筋を間違えて緩めてしまう事があります。
大腿四頭筋を緩め過ぎてしまうと、パフォーマンス低下に繋がってしまうので要注意です。
ただ、筋間リリースでは外側を触らずに大腿二頭筋を緩める事が出来るので安全です!
長距離ランナー向けの呼吸が楽になる筋間リリース
呼吸が楽になる筋間リリースでは肩甲舌骨筋という筋肉を緩めます。
30秒もかからずに呼吸がしやすくなり、さらに肩も動きやすくなるのでランナーの運動指導をしている方は必見です。
筋肉の走行・起始停止を覚えてさえいれば、どこの部位でも使える手技です!
各種、手技の背術方法は動画をご覧ください。
たくさん練習して、選手やクライアントの身体を変えられるようになりましょう。
即効・安全な筋間リリース法が動画で学べる!
動画はまだまだ続きます。
続きを視聴するにはこちらから!