【開催報告】8/29スポーツ現場で使える手技〜腰痛編〜
こんにちは!GAP東京の棟形です。
今回は8月29日にスポーツ現場で使える手技〜腰痛編〜を開催しました。
講師は創業40年の接骨院兼治療院をされていて、ハワイで解剖学実習の経験もある因泥晴哉さんです。
その腰痛、本当に腰が原因?
スポーツをしていて、日常生活で腰痛に悩まされている人はたくさんいます。その痛みをその場で軽減させ、楽な状態にすることでスポーツパフォーマンス向上やケガの予防に繋がります。
しかし、腰に痛みが出ているからといって、腰だけにアプローチをしても効果は出にくいものなのです。
「身体は繋がっている」といわれるように、身体の繋がりを意識してみることでより効果的な施術をすることができるのです!
そのため重要となるのは、「問診」です。
どこから痛みが出るのか?
どのようにしたら痛みが出るのか?
どのようにしたら楽なのか?
腰痛にもいろいろなパターンがあるので、事前に問診をしっかりとした上で施術を行います。
症例として、因泥さんが実際の現場で関わった選手たちのパターンをお話ししていただきました。
西洋医学と東洋医学の共通点
身体の繋がりを見るうえで大切なのが、アナトミートレインと経絡・経穴です。
アナトミートレインとは
筋肉同士を繋ぐ筋膜の繋がりを、分かりやすく経路のように見立てて考える西洋医学の理論です。
経絡とは
身体を流れる「気血」の通路の総称で、経穴はその経絡上にある気の出入りする門戸のことです。
経絡・経穴の考え方は、東洋医学の理論です。
東洋と西洋の医学には、共通点があります。
それは、身体を経路で考えて、その経路上に筋肉や経穴があるとしていることです。
例えると、電車の路線のようなものです。
○○線という経路があり、その線上に駅があります。もし一つの駅で人身事故が起きた場合、
その駅のある○○線上にある駅のすべてに運休や遅延が出ます。
西洋医学も東洋医学も身体を経路としてみて、そこに点を設けるように筋肉や経穴を考えています。
「身体は繋がっている」という考え方は基本的に同じなのです。
良い圧と悪い圧
指圧には、良い圧と悪い圧があります。
施術者のやり方一つで、受け手に与える効果が変わります
良い圧とは
・腕がまっすぐ伸びている
・体全体で押す
・相手の呼吸に合わせる
これらを意識していこなうことで、相手に与える痛みは耐えられない嫌な痛みではなくなります。
因泥先生は「痛いけど、逃げられない感覚」と表現していました。
一方で、悪い圧とは
・力任せで押す
・相手の呼吸に合わせない
これらを行うと、アザやもみ返しが起こりやすくなってしまいます。
指圧の掛け方に注意しながら、指圧の実技を行いました!
参加者同士受け手側に、感覚を聞きながら圧を調節しました。
まとめ
西洋医学と東洋医学違った分野だと思っていましたが、どちらも同じく人間の身体を元に考えられていて、共通点も多くあることが分かりました。
1つの分野に固執せず様々な分野を取り入れて考えたり、施術に活かすことで自分の幅も広がると感じました。
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