【開催報告】6/9グロインペインのアスリハ
こんにちは!
GAP東京3年 安達です!
6/9に全国若手・学生トレーナー交流会を開催致しました。
そこで行われた、現場力セミナー
『サッカー現場で活躍したい方必見!グロインペインのアスリハ』について報告をしていきます。
講師は安澤住樹さん。
専門学校で講師をされながら、大学病院で患者さんに運動指導を行っています。
また、将来タイのプロサッカークラブに帯同するために現在はデフフットサル日本代表選手の専属トレーナーとして経験を積んでいます。
アスレティックリハビリテーションとは?
アスリハとは
スポーツ復帰するまでのリハビリテーションのことをいいます。
傷害や疾病によって競技者やスポーツ愛好家に生じた影響を
「なくす」「克服させる」「最小限におさえる」ための取り組みです。
鼠径部症候群(グロインペイン)って何??
器質的疾患がないにもかかわらず、股関節周辺に様々な痛みを引き起こす怪我のことを言います。
高いランニング負荷・急激な方向転換・キック動作を伴う競技に多いことが知られており、その約7割がサッカーで発生します。また、鼠径部周辺の痛みは、日ごとに変化することもあるそうです。
疼痛発生のメカニズムに合わせたリハビリ計画
グロインペインの発生要因として
体幹-下肢の『可動性』『安定性』『協調性』の低下が考えられます。それらを段階的に負荷を上げていき、受傷前よりも高い身体レベルを目標にリハビリを行なっていきます。
可動性
股割りストレッチ、座位内転筋ストレッチ、キャット&ドッグなど股関節や体幹をしっかり動かしていきます。ここでは負荷などはなく、ゆっくりと時間をかけることが大切です。
安定性
プランク、ヒップリフト、デッドバグなど体幹や殿部、腹筋群を狙ったトレーニングです。
身体の中心部に近い筋群を鍛えることで、安定性を獲得する目的です。
*負荷を上げる場合
段階を踏んで、支える点を少なくしてみましょう。
ex)プランク
→両腕と両足で身体を支える
→片足を上げて、両腕と片足の3点で身体を支える
→腕と足の2点のみで身体を支える
協調性
スクワット系、ムーブメントトレーニング、ミラードリルなど複数の筋肉を同時にトレーニングすることで協調性を獲得します。
まとめ
いかがだったでしょうか??
原因がはっきりとしていないグロインペイン。
しかし、受傷過程や病態を理解することで、復帰までの道筋が立てられそうですね。
ぜひ実際に現場に持ち帰って、リハビリメニューを作成してみてください!
グロインペインのアスリハ動画公開中!
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